働き方が変わっても会社から求められるスキルは「コミュニケーション能力」
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働き方が変わっても会社から求められるスキルは「コミュニケーション能力」

hataraku編集室

「コミュ力」はずっと求められ続けている

日本経団連の調査によると「企業が社員採用時に求める資質」の第一位は2004年から16年間継続して「コミュニケーション能力」という結果でした。

これだけテクノロジーが発達してあらゆるコミュニケーションツールが存在し、国際化も進んで外国人との共生に違和感のない時代。こんなに便利で多様性も高まる現代においても、コミュニケーション能力は企業が社員に求める資質の上位に位置付けられているのです。

「選考時に重視する要素」の上位5項目の推移
 一般社団法人 日本経済団体連合会 調査レポートより

SNSをはじめとした情報伝達ツールはリモートワークでの重要な連絡ツールへと形を変え、もはやプライベートだけでなくビジネスとも切り離せないものとなりました。パンデミックにより覆された常識。わたしたちはいまコミュニケーションのあり方をどのように捉えればよいのでしょう。

そもそもなぜコミュニケーション力はそんなに大事なのか

人の悩みの9割は人間関係といわれています。逆に言うと円滑な人間関係が築けていれば、人生はずっと楽に生きやすくなるということです。

言わずもがな人間関係の構築にコミュニケーションは欠かせません。わかりやすい言い回しや文章は、スムーズなやりとりに繋がり相手へストレスを与えることもありません。逆に要領を得ない内容や、回りくどい言い方は自分の思いが伝わらず「けっきょく何が言いたいの?」と理解を得られるまで相手の時間を奪ってしまうことになります。

「仕事ができない人」のレッテルを張られかねない

第一印象といいますが、第一印象でなくても相手が受けたその人の印象というのはそう簡単には変わりません。そして残念なことにネガティブな印象はポジティブな印象より強く記憶に残ってしまうため、そのようなやりとりがたとえ20回のうちの1回であったとしても、そこだけが切り取られて「仕事ができない人」のレッテルを張られかねないのです。

しかしコミュ力が磨かれると「この人の情報は正確」と認識されるため相手からの信頼度が高まります。

そうすると自分に自信がつき思考もポジティブになるうえ、訂正メールや確認の電話など余計なノイズに時間や手間を取られることなく仕事もはかどります。

資格や学歴以上にビジネスパーソンに必要とされているスキル

ここで捕捉しておきたいのは“コミュ力の高い人”というのは、口がうまい人やたくさんのフォロワーがいるインフルエンサーのことではありません。コミュ力の高い人とは『自分を正しく伝えられ、相手を尊重する人』のことです。あらゆる情報が飛び交い、発信の場が圧倒的に増えた今、自分の思いを言語化するということは今や資格や学歴以上にビジネスパーソンに必要とされているスキルなのです。

『正しく自分を伝える』ことは難しい

よく「自分は人見知りだから、誰かとそんな上手に話を持っていけない」と思い込んでいる人がいるようです。しかし人見知りでも奥手でも円滑なコミュニケーションはとれます。

「田中さんてほんと静かですよね」社員のひとりからこう言われたとき、あなたならどう反応するでしょうか

A「ぼく人見知りで…。人と何話していいかあんまりわかんないんですよね」

B「実はぼく人見知りで話すのがあまり得意じゃなくて。○〇さんのように誰とでも気さくに喋れる人がうらやましいです」

AとBどちらも「私は人見知りです」という同じ情報を伝えていますが、この二つの回答では断然Bの方が好印象です。

Aの方は自分の一方的な情報、しかも内容がネガティブなため、相手にこれ以上会話を続けたくないのかなと思わせかねません。

一方Bは、自分は話すのが苦手としながらもさりげなく相手の事を褒め、その先に自分もそうなりたいというメッセージが読み取れるため、相手の会話意欲を下げるようなことにはならないでしょう。

自分は伝えているつもりなのに、なかなか要件が伝わらず何度も同じことを聞き返される。相手から返信をもらえない。相手に印象悪く伝わっていないかいつも気がかりになる。あれだけ時間を割いたのに自分の言いたいことがまったく伝わっていなかった…。

これらに一つでも当てはまる人は要注意です。「人に何かを伝える」というシンプルな作業は簡単なようで難しく、何より思っているほど相手は自分のことを理解してはくれません。

気持ち、しぐさ、相槌、視線、声のトーン。これらすべてが相手に伝わる「情報」

会議の予定日を間違って伝えることも情報の誤りですが、個人の伝えたい思いが間違った形で伝わるのも情報の誤りです。

あんなに感動して心打たれたはずなのに言葉にできない映画のあらすじ、感謝を伝えているはずなのにどこか冷たく聞こえる“ありがとうございます”、髪型を変えた同僚の女子を褒めたはずがなぜか変な空気に…。

ミスコミュニケーションはなにも会議の時間や資料などについての誤情報伝達だけではありません。その時のあなたの気持ち、しぐさ、相槌、視線、声のトーン。これらすべてが相手に伝わる「情報」です。

思いが伝わらないのはあなたの性格のせいでも語彙力や表現力のせいでもありません。

人になにかを伝えるということはそもそも簡単ではないのです。『自分を正しく伝える』ということは意識的に実行しない限り自動的にできてしまうものではないのです。

現代のコミュニケーション

対面が難しい今、画面を介したコミュニケーションが一般化しつつあります。しかしどれだけの人がその現状とストレスなく向き合っているのでしょう。

有名ビジネス誌週刊ダイヤモンドは「伝わる文章術」で特集を組みました。大野萌子氏の「言い換え図鑑」は40万部を突破しました。永松茂久氏の“9割シリーズ”中でも「人は話し方が9割」は100万部を突破しました。

今多くの人がコミュニケーションに飢え、コミュニケーションに悩んでいます。対人関係をより円滑にするためのアドバイス本や自己啓発本が近年飛ぶように売れているのは、まさに現代人の悩みを映し出した鏡ともいえます。

対話であれば相手の表情や雰囲気などがダイレクトに伝わってきますが、今はマスク着用、画面越し、もしくはその両方など表情を読み取りづらい弊害があります。しかし、だからこそ「言葉」の力が必要なのです。

自分の言いたいことがしっかり伝わっているか不安に思う人はあなただけではありません。社会で生きる人間であれば老若男女誰しもが抱える代表的な悩みのひとつなのですから。

しかしコミュニケーション力も言語化力も鍛えれば必ず結果が出ます。それは小難しい心理学でもなければマナー講座でもありません。ここでは読んだその瞬間から使えるちょっとしたコツや、必ず仕事や日常で活かせる情報の発信をしていきます。

今回はコミュニケーション全般について解説しました。次回はよりよく伝わるメール文を書くための「ありがとうより伝わる感謝の言葉」をご紹介します。


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